あつぎ鮎まつりは神奈川県厚木市で開催される、夏の風物詩ともいえる一大イベントです。
地元の名物である鮎をテーマにした祭りで、多彩なイベントが楽しめることから全国から多くの観光客が訪れます。特に、初日に行われる花火大会は最大の見どころで、約1万発の花火が夜空を彩ります。
この記事では、混雑回避のコツや穴場スポット、屋台情報、さらには持ち物リストまでを徹底解説します。これを読めば、快適にあつぎ鮎まつりを満喫できるはずです。
基本情報
- 開催日程:2024年は8月3日(土)と4日(日)に開催されました。(花火は8/3のみ)
- 花火大会:8月3日(土)19:00〜20:00
- 会場:相模川三川合流点
- 打ち上げ数:10,000発
- 問い合わせ:046-225-2820(厚木市商業観光課)
アクセス
電車でのアクセス
最寄り駅は小田急小田原線「本厚木駅」。駅から会場までは徒歩15分程度です。都内や横浜方面からも1時間以内でアクセス可能なため、毎年多くの観光客が訪れます。
車でのアクセス
祭り会場周辺には駐車場がなく、車でのアクセスは非推奨です。ただし、近隣の有料駐車場を利用することは可能。花火大会当日は早い時間帯から満車になることが多いので、公共交通機関の利用をおすすめします。
混雑状況と各時間帯の特徴
花火大会は非常に混雑します。特に以下の時間帯と場所で人が集中します。
- 昼間(10:00〜16:00):イベント会場や屋台周辺は徐々に人が増え始めますが、比較的余裕があります。
- 夕方(16:00〜18:00):観覧場所を確保する人が増え、河川敷周辺が混雑し始めます。
- 花火開始直前(18:00〜19:00):最大の混雑。無料エリアへの入場制限がかかることもあるため、早めに到着するのが賢明です。
- 終了後(20:00〜22:00):帰宅ラッシュで、駅や周辺道路が非常に混雑します。
交通規制の詳細
花火大会当日は以下のエリアで交通規制が行われます。
- 規制時間:16:00〜22:00(予定)
- 規制範囲:相模川周辺道路および会場付近の一部区域
- 注意点:交通規制の影響でタクシーや配車サービスの利用が難しくなる場合があります。
公式ウェブサイトや地図アプリで最新情報を事前に確認しておきましょう。
駐車場情報
近隣の有料駐車場
- 厚木中央公園付近:会場から徒歩10分程度
- 海老名駅周辺駐車場:徒歩で移動可能
- 料金目安:1日1,500円〜3,000円
早めの到着を心がけるとともに、駐車場予約サービスを利用するのも手です。
混雑回避法
- 早めに到着する
花火開始の2時間前(17:00頃)までに現地入りすると混雑を避けやすいです。 - 帰宅時間を調整する
花火終了直後は駅や道路が非常に混雑します。終了前に切り上げるか、会場でゆっくりして混雑が収まるのを待つのがおすすめです。 - 代替駅を利用する
帰りは隣の海老名駅まで歩くとスムーズです。 - 有料観覧席を利用する
ゆったりと観覧できるうえ、場所取りの手間が省けます。
おすすめの観覧スポットと穴場
花火大会は観覧場所によって雰囲気や迫力が変わります。ここでは公式に推奨されているスポットから、地元の人が教える穴場まで、各スポットの特徴や利点を詳しく紹介します。
公認の無料観覧エリア
1. 相模川河川敷(厚木側)
- 特徴:メイン会場で、花火を至近距離で楽しめる絶好のスポット。特に仕掛け花火や大ナイアガラを見るには最適です。
- メリット:花火の迫力を最も体感できる場所。
- 注意点:混雑が非常に激しく、場所取りは午前中から始まっています。遅れると入場制限がかかることもあります。
2. 旭町スポーツ広場
- 特徴:本厚木駅から徒歩10分ほど。芝生エリアが広く、ファミリー層やグループに人気の場所です。
- メリット:比較的混雑が緩やかで、のんびりと過ごせる雰囲気。仮設トイレが近く、トイレ問題も安心。
- 注意点:メイン会場から少し離れるため、迫力は若干劣ります。
3. 金田第2青少年広場
- 特徴:本厚木駅から徒歩30分程度の場所。周囲に建物が少なく、遮るものがないため、花火がしっかり見えます。
- メリット:混雑が少なく、場所取りも比較的遅くても大丈夫。静かな環境で楽しめます。
- 注意点:アクセスが不便で、移動に時間がかかります。
穴場スポット
1. アツギトレリスの屋上
- 特徴:厚木市内のショッピングセンター「アツギトレリス」の屋上が解放され、花火を観覧できます。
- メリット:買い物や食事を楽しみつつ、快適な環境で花火を観覧できる。トイレや駐車場があるので利便性が高い。
- 注意点:屋上スペースには限りがあるため、早めの到着が必要。
2. 相模三川公園
- 特徴:海老名駅から徒歩15分ほどの広大な公園。芝生が広がり、小さな子ども連れでも安心して楽しめます。
- メリット:混雑が少なく、広々としたスペースでリラックスして観覧可能。
- 注意点:厚木側の会場からはやや距離があるため、アクセスに工夫が必要です。
3. 厚木野球場
- 特徴:本厚木駅からバスで約5分の場所にある野球場。イベントの特別開放として利用できます。
- メリット:混雑が控えめで、観客席に座って花火を鑑賞できる。子ども連れや高齢者にもおすすめ。
- 注意点:打ち上げ地点からやや距離があるため、大ナイアガラなど低い位置の花火は見えにくい場合があります。
4. 厚木中央公園
- 特徴:昼間からイベントが行われるメイン会場の一つ。屋台が多く、祭りの雰囲気を楽しめます。
- メリット:花火とともにイベントや屋台を満喫できる。
- 注意点:ステージイベントのため混雑があり、花火観覧には立ち見になる可能性があります。
5. 海老名市役所駐車場
- 特徴:公式には穴場として紹介されていないものの、地元の人々には人気の観覧スポット。
- メリット:広いスペースで比較的空いており、ゆっくりと花火を楽しめる。
- 注意点:会場からは距離があるため、迫力はやや劣ります。
穴場スポットでの注意事項
穴場スポットは公式の観覧エリアではないため、事前に以下を確認・準備しておきましょう:
- アクセス手段:徒歩や公共交通機関でアクセスしやすい場所を選ぶ。
- 持ち物:敷物、懐中電灯、虫よけスプレーなどの準備。
- 混雑状況:SNSや公式情報で当日の混雑具合を確認。
有料観覧席は、混雑を避けつつ、迫力ある花火を確実に楽しむためのおすすめオプションです。特に、打ち上げ地点から至近距離で花火を見ることができるため、大会のハイライトである大ナイアガラなどの仕掛け花火を堪能できます。以下に、有料観覧席の種類や特徴、購入方法などを詳しくご紹介します。
有料観覧席の詳細
1. 厚木側の有料観覧席
厚木側はメイン会場となるため、観覧席の種類が豊富で、花火の迫力を間近で楽しめます。
- SS席
- 料金:25,000円
- 特徴:打ち上げ地点から最も近い席。視界を遮るものがなく、迫力満点の花火を観覧可能。フィナーレの大ナイアガラを真正面で見ることができます。
- S席
- 料金:18,000円
- 特徴:SS席に次ぐ位置で、十分な迫力と快適さを備えています。家族やグループでの利用に適しています。
- 2人シート席
- 料金:9,000円
- 特徴:カップルや友人同士におすすめの手頃な価格。コンパクトなスペースで快適に観覧できます。
- 4人シート席
- 料金:16,000円
- 特徴:家族連れや小グループに最適な席。芝生の上でゆったり観覧できます。
2. 海老名側の有料観覧席
海老名側は厚木側よりも静かで落ち着いた雰囲気が特徴です。ただし、仕掛け花火が見えにくい場合があるため、主に打ち上げ花火を楽しむ方に向いています。
- 2人シート席
- 料金:9,000円
- 特徴:手頃な価格で快適な観覧が可能。厚木側よりも混雑が緩やかです。
- 4人シート席
- 料金:16,000円
- 特徴:グループや家族で利用しやすい観覧席。
- 5人シート席
- 料金:18,000円
- 特徴:海老名側では最も広い観覧席。大人数で楽しむのに適しています。
厚木市民・海老名市民限定の優先販売チケット
あつぎ鮎まつりでは、地元住民を対象にした優先販売が行われます。
- 対象エリア:厚木市民および海老名市民
- 席種と料金:
- 2人シート席:9,000円
- 4人シート席:16,000円
※購入には居住証明書などの提示が必要です。
チケット購入方法
- コンビニエンスストア
- 全国のセブンイレブンで直接購入可能。
- 店頭の「マルチコピー機」を利用して予約・購入手続きを行います。
- オンライン予約
- 花火大会の公式サイトまたはチケット販売プラットフォーム(例:ローチケ、チケットぴあ)から購入可能。
- 発売開始直後は人気のSS席などがすぐに売り切れることがあるため、早めの予約がおすすめです。
トイレ情報
花火大会のような大型イベントではトイレの場所と状況を事前に把握しておくことが快適な観覧の鍵です。
あつぎ鮎まつりでも、多くの仮設トイレが設置されますが、混雑する時間帯には長い列ができることが予想されます。以下に、各エリアのトイレ情報を詳しく解説します。
メイン会場周辺のトイレ
- 相模川河川敷(厚木側)
- 設置数:花火大会の規模に応じて多数の仮設トイレが設置。
- 混雑状況:18:00以降は大変混雑するため、17:30頃までに利用を済ませておくのがおすすめ。
- 近隣施設:仮設トイレが混雑している場合、周辺の公園や公共施設のトイレも活用可能。
- 旭町スポーツ広場
- 設置数:比較的少なめですが、公園の常設トイレが利用できます。
- 混雑状況:混雑は緩やかで、子ども連れや高齢者にも利用しやすい環境。
- 金田第2青少年広場
- 設置数:仮設トイレの数は少なめ。
- 混雑状況:混雑が控えめで比較的スムーズに利用できます。
穴場スポットのトイレ
- アツギトレリス屋上
- 設備:ショッピングセンター内のトイレが利用可能。
- メリット:清潔で快適な環境が整っています。子ども連れや高齢者にもおすすめ。
- 相模三川公園
- 設備:公園内に常設トイレがあります。
- メリット:広々としたスペースに設置されており、長蛇の列になることは少ないです。
- 厚木野球場
- 設備:野球場内のトイレを利用可能。
- 注意点:数が限られているため、早めの利用を心がけましょう。
- 厚木中央公園
- 設備:公園内の常設トイレに加え、仮設トイレも設置される予定。
- メリット:イベント会場に近いので便利。
- 混雑状況:昼間から混み合うことが多いので、利用タイミングに注意。
トイレ利用の注意点
- ピークを避ける:17:30以前に利用を済ませておくのが賢明。
- 予備アイテム:携帯用トイレや消毒用ウェットティッシュを持参すると安心。
- トイレの場所確認:会場マップを事前にチェックし、最寄りのトイレを把握しておく。
屋台情報
屋台の魅力はお祭りの醍醐味そのもの。あつぎ鮎まつりでは、多彩なメニューとロケーションで訪れる人を楽しませてくれます。
以下に、屋台の場所、営業時間、メニューの詳細をまとめました。
屋台の営業時間
- 8月3日(土):10:00〜21:00
- 8月4日(日):10:00〜18:00
屋台の場所と特徴
- 厚木中央公園
- 場所:本厚木駅北口から徒歩約7分。
- 特徴:イベントが1日中行われているため、お祭り気分を存分に味わえるエリア。
- 屋台数:多めで、広いエリアにわたって出店。
- 混雑状況:昼間は比較的空いていますが、夕方以降に混雑。
- 厚木なかちょう大通り
- 場所:本厚木駅東口から徒歩5分。
- 特徴:商店街沿いにずらりと並ぶ屋台が魅力的。
- 屋台数:非常に多い。
- 混雑状況:昼間はまだ余裕がありますが、夜にはかなり混雑。
- 厚木一番街商店街
- 場所:本厚木駅北口から徒歩4分。
- 特徴:アクセスしやすく、屋台も充実。駅から近いので短時間の利用にも便利。
- 混雑状況:夕方以降に混雑する可能性大。
屋台のメニューと見どころ
- 定番メニュー
- 焼きそば、たこ焼き、フライドポテト、からあげ、りんご飴など、定番メニューは一通り揃っています。
- 厚木のご当地グルメ
- 鮎の塩焼き:川魚の名産地ならではの特別な一品。
- シロコロホルモン:厚木名物のホルモン焼きは絶品。
- 厚木豚まん:ジューシーでボリューム満点。
- 珍しいグルメ
- かき氷専門屋台:フルーツやシロップの種類が豊富。
- 手作りスイーツ:焼きマシュマロやチョコレートフォンデュなど。
屋台利用のコツ
- 早めの到着:混雑を避けるなら16:00頃までに利用を開始するとスムーズです。
- おつり対策:現金払いが基本のため、小銭や少額紙幣を用意しておくと便利です。
- 行列回避:人気メニューには行列ができるため、ピーク前に購入を済ませましょう。
持ち物リスト
快適に花火観覧を楽しむために持っていると役立つアイテムをいくつか紹介します。
- 敷物や折りたたみ椅子:長時間の観覧に必須。
- 飲み物・軽食:屋台が混雑する可能性があるため。
- 虫よけスプレー:河川敷は虫が多いことがあります。
- 携帯充電器:混雑時にスマホが頼りになります。
- 懐中電灯:帰り道が暗い場所もあります。
まとめ
あつぎ鮎まつりの花火大会は大変人気のイベントですが、事前に情報をしっかりと把握しておけば、快適に楽しむことができます。
混雑を避けるためには早めの行動や事前準備が大切です。この記事を参考に、素敵な夏の思い出を作ってください。
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