柴又花火大会2025の混雑回避方法!穴場スポットや屋台情報も紹介

柴又花火大会は、東京都江戸川区を代表する夏の風物詩として長年親しまれてきました。

約5,000発の花火が夜空を彩るこの花火大会は、毎年30万人以上の観客を魅了し続けています。2024年の開催を前に、ベストな観覧方法から知っておくべき情報まで、徹底的にご紹介します。

開催概要

2024年の葛飾納涼花火大会(第58回)は、7月23日(火)19:20から20:20まで開催されます。

約13,000発の花火が江戸川の夜空を彩る、下町の夏の風物詩でもあり、会場となる江戸川河川敷では伝統的な花火から最新の創作花火まで、様々な種類の花火が夜空を飾ります。

昨年までの実績を踏まえ、今年も約5,000発規模の花火が打ち上げられる予定です。

打ち上げ会場

  • 場所:葛飾区柴又野球場(江戸川河川敷)
  • 最寄り駅:
    • 京成線柴又駅(徒歩約10分)
    • JR金町駅(徒歩約20分)
    • 北総線新柴又駅(徒歩約15分)
    • 京成線京成高砂駅(徒歩約15分)

穴場スポット完全攻略

江戸川河川敷中央エリアは、花火を正面から楽しめる絶好のポジションとして知られています。

打ち上げ場所に最も近く、迫力ある花火を体感できる一方で、最も混雑が予想されるエリアでもあります。このエリアで快適に観覧するためには、15時頃までには場所取りを済ませておくことをお勧めします。

夕方18時以降は、ほぼ満員となり、新たに場所を確保するのは困難になります。

柴又公園は、河川敷よりもやや離れた高台に位置していますが、その分、花火全体を見渡せる絶好のビューポイントとなっています。

公園内には芝生エリアも広がっており、家族連れにも人気のスポットです。混雑度は河川敷と比べるとやや落ち着いており、到着時間が遅めでも観覧スポットを確保できる可能性があります。

メリット・デメリット、アクセス方法などまとめてみました。

1. 寅さん記念館前エリア(おすすめ度:★★★★★)

正面に位置する無料エリアで、花火の全景を楽しめる特等席です。

  • メリット
    • 打ち上げ会場までの距離が適度
    • 河川敷が広く、場所取りがしやすい
    • トイレや売店が近い
  • デメリット
    • 早朝から場所取り競争が激しい
    • 人が多く、移動が困難
  • アクセス方法
    • 柴又駅から帝釈天参道を通って徒歩10分
    • 新柴又駅から土手沿いに徒歩15分

2. 河川敷北側エリア(おすすめ度:★★★★)

打ち上げ会場から少し離れた静かなスポットです。

  • メリット
    • 比較的空いている
    • ゆったりと観覧可能
    • 帰りの混雑を避けやすい
  • デメリット
    • 花火が少し小さく見える
    • 屋台や売店が少ない
  • アクセス方法
    • 金町駅から河川敷を南に徒歩15分
    • 新柴又駅から土手沿いに徒歩10分

3. 柴又公園(おすすめ度:★★★★)

高台から花火を見下ろせる特別なビューポイントです。

  • メリット
    • 高台からの眺めが良い
    • 座って観覧可能
    • 雨天時も地面が濡れにくい
  • デメリット
    • スペースが限られている
    • 早朝からの場所取りが必要
    • トイレまでの距離がある
  • アクセス方法
    • 柴又駅から徒歩8分
    • 帝釈天参道を通って右折

混雑回避のための行動プラン

葛飾納涼花火大会の日は柴又駅がたいへん混雑します。

行きは席取りや場所取りのため、早めに出かける方も多く、多少のばらつきがあります。混雑は帰り程ではありませんが、17時~19時前後がピークだと思われます。

一番の混雑が予想されるのが、花火が終わった後です。混雑回避してスムーズに行動したい人は、回避ルートなど頭に入れておくといいでしょう。

往路(行き)の攻略法

  1. 早めの時間帯を狙う
    • 15時までに到着がおすすめ
    • 柴又観光と組み合わせると効率的
  2. 駅の使い分け
    • 柴又駅:早い時間なら利用可能
    • 新柴又駅:比較的空いている
    • 金町駅:大回りだが確実
  3. アクセスルートの選択
    • メインルート:帝釈天参道経由
    • 裏ルート:河川敷沿いの遊歩道
    • 迂回ルート:水元公園経由

復路(帰り)の攻略法

  1. 時間差移動
    • フィナーレ後15分待機
    • 混雑のピークを避ける
  2. 駅の選択
    • 新柴又駅方面:最もスムーズ
    • 金町駅方面:距離はあるが確実
    • 高砂駅方面:迂回ルートとして
  3. 避けるべき動線
    • 柴又駅への最短ルート
    • 帝釈天参道
    • 土手の階段付近

交通規制で変わる周辺エリアの様相

花火大会当日は、安全な観覧環境を確保するため、新小岩公園周辺で大規模な交通規制が実施されます。

新小岩駅から会場周辺にかけては、午後3時から花火大会終了後の22時頃まで、一般車両の通行が制限されます。

特に平和橋通りと新中川沿いの道路は全面通行止めとなるため、事前に迂回路の確認をお願いします。

スムーズな会場アクセスのために

葛飾納涼花火大会の打ち上げ場所に近い京成線・柴又駅、金町駅、京成高砂駅は大変混み合います。                                           新柴又駅(北総線)や、京成小岩駅(京成線)、青砥駅(京成線)などを利用することでスムーズに移動できるのでおすすめです。

電車でのアクセス

新小岩駅が最寄り駅となります。JR総武線、JR総武快速線が停車し、都心からのアクセスが便利です。ただし、当日は駅周辺が大変混雑するため、時間に余裕を持った移動をお勧めします。

バスでのアクセス

京成バスが運行する路線で会場周辺まで移動可能です。ただし、交通規制により通常ルートから変更される場合があるため、事前に運行情報の確認が必要です。

公共交通機関の特別ダイヤ

花火大会終了後は、新小岩駅発の臨時電車が運行されます。混雑緩和のため、普段より増便される予定ですが、駅構内や改札付近は大変な混雑が予想されます。駅員の誘導に従い、慌てず順序よく乗車してください。

トイレ施設の完備状況

会場となる新小岩公園には常設トイレが設置されていますが、当日は来場者用の仮設トイレも多数設置されます。主要な設置場所は以下の通りです。

  • 新小岩公園内:20基
  • 新中川沿い:15基
  • 平和橋周辺:10基
  • 有料観覧席エリア:8基

車いす対応トイレも各エリアに設置されます。

屋台情報と地元グルメ

花火大会の楽しみの一つとして、屋台での食事があります。河川敷メインエリアには約100店舗、柴又参道商店街には約50店舗の屋台が出店します。営業時間は河川敷が15時から21時まで、商店街が16時から21時までとなっています。

地元グルメとしては、柴又名物の草団子や江戸川産の鮎の塩焼きが人気です。また、暑い夏にぴったりの特製シロップを使用したかき氷も、地元の方々に愛されている逸品です。定番の祭り食として人気の高いやきそばやフランクフルトも、多くの屋台で提供されています。

特におすすめの屋台エリア

  • 新小岩公園メインストリート
  • 平和橋通り沿い
  • 新中川テラス

有料観覧席で快適な花火鑑賞を

自由観覧スペースには限りがあり毎年大変混雑します。有料指定席をお買い求めの上、快適な花火鑑賞をおすすめします。

特別観覧席(指定席)

  • 料金:大人5,000円、子供3,000円
  • 場所:新中川沿い特設エリア
  • 特典:オリジナルクッション付き
  • 座席数:2,000席

パイプ椅子席

  • 料金:大人3,500円、子供2,000円
  • 場所:新小岩公園内
  • 座席数:1,500席

※いずれもチケットは事前販売制です。

販売方法

チケット業者による委託販売(インターネット、コンビニエンスストア等での販売)をしています。
区役所や実行委員会事務局での販売はしていないようです。

販売先:

  • チケットぴあHP
  • セブンイレブン店内マルチコピー機

駐車場情報と利用注意点

会場周辺の駐車場は極めて限られており、当日は混雑が予想されます。

公共交通機関の利用を強く推奨していますが、車での来場を検討される方は以下の臨時駐車場をご利用ください。

臨時駐車場

  • 葛飾区総合スポーツセンター駐車場
    • 収容台数:200台
    • 料金:1回2,000円
    • 利用時間:13時〜22時

一般駐車場

  • イトーヨーカドー新小岩店
    • 収容台数:300台
    • 通常料金適用
    • ※大会当日は混雑が予想されます

持ち物チェックリスト

快適に花火大会を楽しむために、必要な持ち物をしっかりと準備しましょう。レジャーシートは必須アイテムです。地面からの冷えを防ぎ、快適に座って観覧するために重要です。長時間の観覧となるため、折りたたみ椅子があると便利です。

夏の夜とはいえ、意外と涼しくなることもあるため、薄手の上着があると安心です。また、虫除けスプレーやうちわ、ティッシュ・ウェットティッシュなども、快適に過ごすために役立ちます。

電源確保も重要なポイントです。スマートフォンの撮影や緊急連絡用にモバイルバッテリーを持参することをお勧めします。また、双眼鏡があれば、花火をより細部まで楽しむことができます。

必需品

  • レジャーシート(大きめサイズ)
  • 飲み物・軽食
  • モバイルバッテリー
  • 携帯用扇風機
  • ごみ袋
  • タオル

あると便利

  • 虫除けスプレー
  • 簡易イス
  • レインウェア
  • 帽子・サングラス
  • ウェットティッシュ

天候・緊急時の対応

花火大会の開催可否は、当日の15時までに判断・発表されます。

確認方法としては、江戸川区公式ウェブサイトや公式SNSをチェックするのが確実です。雨天時に備えて、雨具やレインコート、防水シートなども用意しておくと安心です。

ただし、傘の使用は周囲の方の視界を妨げる可能性があるため、なるべくレインコートの使用をお勧めします。

雨天時

  • 開催可否は15時に判断
  • 順延の場合は翌日に延期
  • 中止の場合は払い戻し対応

緊急避難

  • 最寄りの避難場所を確認
  • 河川敷からの退避ルートを把握
  • 携帯電話の充電を万全に

地元民おすすめの楽しみ方

混雑ピーク時を避けて早めに移動し、花火の前に柴又の町を堪能するのもよいでしょう。

「男はつらいよ」の世界観に浸れる街並みはとても風情があります。なかでも、駅から帝釈天へ向かう参道で下町グルメを楽しむのが地元民のおすすめです。

タイムスケジュール例

  • 15:00 柴又駅到着
  • 15:30 帝釈天参道で食べ歩き
  • 16:00 場所取り
  • 17:00 周辺散策
  • 18:30 持ち場に戻る
  • 19:20 花火開始

食事プラン

  • 帝釈天参道での老舗グルメ
  • 河川敷での屋台メニュー
  • コンビニ・スーパーでの調達

まとめ

柴又花火大会を最大限楽しむためには、事前の準備と情報収集が重要です。

本ガイドで紹介した交通アクセス、観覧スポット、混雑状況などの情報を参考に、余裕を持った行動計画を立てることをお勧めします。特に、交通規制や混雑状況を考慮し、早めの行動を心がけることで、快適に花火大会を楽しむことができます。

また、周囲への配慮も忘れずに。ごみは必ず持ち帰り、大きな声での会話は控えめにするなど、マナーを守ることで、皆が気持ちよく楽しめる花火大会となります。天候や体調にも十分注意を払い、思い出に残る夏の夜を過ごしましょう。

コメント